聴覚再生再建手術で聴覚を創る・ABIの実際と治療実績






聴覚再生再建手術で聴覚を創る・ABIの実際と治療実績

我々は1999-2006年の過去8年間に渡りこうしたNF2を中心とした6症例の患者に対し、auditory brainstem implantを用い聴覚再生再建手術を行ってきたのでその長期成績について簡単に触れます。

NF2に伴う両側聴神経腫瘍手術後の聴覚脱出患者5例と重症髄膜炎後両側聴覚脱出した1例の計6症例の方がこれまでに治療を受けになっておられます。平均年齢42.67歳、M: F=5: 1、NF2発症時の平均年齢は31.8歳でございました。1999-2001年の2症例は、cochlea 8-/21-channel ABIを2004年度以降はMed-El Combi-40を用いております。
聴覚脱出からABI placement間での期間は、平均71.3ヶ月(5.94年)であり,聴覚障害からの期間は比較的長い傾向があります。これまでの5症例で、18ヶ月以上のrehabilitationがなされた。2004年度の2症例で、ABIのみでの会話文内容の21%、31%の理解がそれぞれ可能となりました。ABI+LR(lip reading;読話)では、78, 85%までに回復致しました。2006年度の症例は,手術から約12カ月経過し、ABIのみでの会話文内容の理解; 7%、ABI+LRでは60%の理解が可能となっています。つまりABIを用いた聴覚再建手術の効果は、ABI hardwareの改良、手術戦略の熟成とともに確実に高まっていることがわかります。同時に、腫瘍切除とインプラントの時期の兼ね合いの問題、術中背側蝸牛神経核同定の個人差の問題、電極の一定期間後の移動の問題が明らかとなっています。

2007年7月17日現在、更に2名の方がABI治療をお受けになり、現在国内で8症例の治療が行われました。


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